週刊isologue(第433号)上場前後の資本政策(2017年第2四半期 種類株編)
今回から、2017年第2四半期にIPOした会社のうち、種類株式を活用しているケースを見てみたいと思います。
今週は、Fringe81のMBOと優先株式についてです。
ベンチャー(特にネット系)は、その成長の成否の大半が経営者の手腕にかかっていることがほとんどですが、同社の事例は、10%弱しかなかった代表者の持分を50%超に引き上げ、大きな経営の自由度とインセンティブを持ってもらうとともに、ストックオプションプールを確保し、増資の余力も持たせることで、企業価値を急速に成長させ