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フェムトマガジン

日本や世界のスタートアップについて、ファイナンスの観点から考えるマガジンです。2020年9月までの名称は「週刊isologue」。
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2021年7月の記事一覧

フェムトマガジン(元isologue)(第640号) 上場前後の資本政策(2021年6月その5+「家康とCEOのお仕事」)

今週も、2021年6月に上場した会社の資本政策を見てみますが、その前に雑談を。

■家康とCEOのお仕事

私、城ガールではないのですが(そもそもガールではないですが)、先日、日本に25あるSTARBUCKS Regional Landmark Storesの一つ、浜松城公園店に立ち寄ったら、公園内に浜松城の天守閣(鉄筋コンクリート製)が存在することに気付いて、ちょっと見てまいりました。

日頃か

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フェムトマガジン(元isologue)(第639号) 上場前後の資本政策(2021年6月その4)

今週も、2021年6月に上場した会社の資本政策を見てみますが、その前に雑談。

●『竜とそばかすの姫』と、LLP(有限責任事業組合)

(同作品公式ホームページ 予告動画)

不肖わたくし、細田守監督ファンなので、弊社(フェムトパートナーズ)の名刺にも、監督が「成長」のシンボルとして使われる入道雲を配しているのですが、その細田守監督の最新作『竜とそばかすの姫』、見て参りました。

作品の内容は(私

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フェムトマガジン(元isologue)(第638号) 上場前後の資本政策(2021年6月その3)

今週も、2021年6月に上場した会社の資本政策を見てみますが、その前に。

先日、「進め!電波少年」などで有名な日本テレビの土屋プロデューサーが、非常に興味深い内容のnoteの記事を書いておられました。

「報連相は会社を滅ぼす」
https://note.com/t_shacho/n/n978028f372e8

「報連相が会社を滅ぼす」…とまでは言えないかもしれませんが、記事に書かれている通り

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フェムトマガジン(元isologue)(第637号) 上場前後の資本政策(2021年6月その2)

今週も、2021年6月に上場した下記の資本政策を見てみます。

今週は、先週に引き続きまして、

ペイロール
ペルセウスプロテオミクス
デコルテ・ホールディングス
アイ・パートナーズフィナンシャル

の4社を見てみます。

PEファンドっぽい案件や、ホールディングスの設立等、経緯的に複雑な会社ばかりで、どの会社も、典型的なスタートアップの資本政策とはちょっと異なっています。

ご興味がありました

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