週刊isologue(第254号)シード投資スキーム「日本版safe」作ってみました

2014.02.17

今週は、先週考察した米国シリコンバレーのスタートアップ・アクセラレーター「Y Combinator」が採用した投資スキーム「safe」を日本の法令、税務、会計の表示にあてはめて、safeの「日本版」を考えてみました。

結果として「めっちゃシンプル!」なものができたと思っているのですが、もしかすると全くシンプルに見えないかも知れません。(笑)

目次とキーワード

(旧)convertible equityを日本の実務に落とし込む際に考えたこと
「日本版safe」の基本アイデア
→「行使価格ゼロ」の「会社法の新株予約権でない」株式等交付請求権(コールオプション)=「株式をタダでもらえる権利(有償)」
オプションと呼ぶには性質が奇妙過ぎる?
A4用紙6枚程度の非常にシンプルな契約「だけ」で締結が可能!
登記も不要!
DESできるか?DESは必要か?
(フル)契約書案
「high resolution fundraising」対応(全株主の押印は不要)
次回増資と違う株価での発行(cap、discount)の問題、株式の種類
課題:こんな簡単でいいのか?そもそも使われるのか? 

ここから先は

75字

¥ 250

サポートいただいた資金は全て、分析のための商業登記簿取得費に充てさせていただきます!