フェムトマガジン(第774号) GP主導の継続ファンド(GP-led continuation fund その7)
今回は、株式がどのように旧ファンドから継続ファンドに移動するか?についてです。
つまり、
投資先企業に、どのような譲渡承認や名義書換の依頼を行えばいいか(「XX組合員YY組合員…ZZ組合員にそれぞれXX%、YY%、ZZ%ずつ現物分配され、それが継続ファンドに現物出資された」といった超複雑な依頼をしなければならないのか?)
投資先に、各LPやGPのパートナー別の分配割合が全部バレてしまうのか?
上場時の有価証券届出書に、この現物分配や現物出資、譲渡の詳細が開示されてしまうのか?
等を考えていきます。
結論からすると本スキームは、スタートレックの物質転送装置みたいなもので、転送されるモノが量子レベルにまで分解されるけど、瞬時に転送先で再構成され、「バラバラの途中の状態」を想定する必要はないのと同様、シンプルに「株式セット一式」が「旧ファンドから継続ファンドへ」移動することだけを考えればいいと考えています。
以下、法的・税務的に、本当にそれでいいのかどうかを考察していきますが、
ご興味がありましたら、下記のリンクよりご覧ください。
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