マガジンのカバー画像

フェムトマガジン

日本や世界のスタートアップについて、ファイナンスの観点から考えるマガジンです。2020年9月までの名称は「週刊isologue」。
¥864 / 月
運営しているクリエイター

2018年6月の記事一覧

週刊isologue(第481号)上場前後の資本政策(ラクスル特別編その1)

ラクスルもメルカリ同様、優先株など、スタートアップのファイナンスの参考になるのではないかと思いまして、今回から、ラクスルの資本政策について見ていきたいと思います。

今週はまずは同社の概要から。

目次とキーワード:

ラクスルの概要
売上や利益の推移
販管費の伸びと内訳
キャッシュと「リアル」な設備投資
株式による資金調達の規模
上場直前の株主構成
売出中心のexit戦略
投資家の属性別の売却方

もっとみる

週刊isologue(第480号)上場前後の資本政策(メルカリ特別編その5)

いよいよメルカリの上場が明日に迫っております。

今回は、今までの「メルカリ特別編その1」から「その4」までを踏まえた、メルカリの資本政策から学ぶ、爆速でグロースするためのヒントのまとめをしてみたいと思います。

目次とキーワード:

シード・アーリー期のvaluationと調達金額
「予言の自己成就」
シード・アーリーのvaluationはどうやって決まるか?
メルカリが先行事例となることの重要

もっとみる

週刊isologue(第479号)上場前後の資本政策(メルカリ特別編その4)

今回も、ちょうど本日、公募価格が3,000円に決定されたメルカリの資本政策について取り上げます。

今回はストックオプションの内容、とくに行使価格の推移と株価との乖離、それら税務上の論点を概観してみましょう。

目次とキーワード:

ストックオプション発行の概要
日本のスタートアップしては多めの量
個別のストックオプションと行使価格の推移
各回ごとに(小さめの上場企業の時価総額程度もの!)キャピタ

もっとみる

週刊isologue(第478号)上場前後の資本政策(メルカリ特別編その3)

今回も、上場が承認されたメルカリの資本政策について取り上げます。

今回は、優先株式の残余財産分配権について。

目次とキーワード:

種類株式の内容
残余財産優先分配権
D種優先株式、C種優先株式、B種優先株式、A種優先株式
D種からA種の元本分配後の残余財産の分配
各優先株式への分配の図解

ご興味がありましたら、下記のリンクからご覧いただければ幸いです。

もっとみる