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フェムトマガジン

日本や世界のスタートアップについて、ファイナンスの観点から考えるマガジンです。2020年9月までの名称は「週刊isologue」。
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2018年4月の記事一覧

週刊isologue(第473号)VCの作り方(新VCファンド契約書その3)

今回も、経済産業省及び日本ベンチャーキャピタル協会から公表された、新しい組合契約例(以下「契約例」)について見ていきたいと思います。

今回は、
第3章「組合業務の執行」
第4章「組合員の責任」
第5章「組合財産の運用及び管理」
第6章「会計」
第7章「投資先事業者の育成」
について。

法的な観点というよりは、ビジネスの視点からのお話となります。

また本稿は、この週刊isologue第375号

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週刊isologue(第472号)VCの作り方(新VCファンド契約書その2)

今回も、経済産業省及び日本ベンチャーキャピタル協会から公表された、新しい組合契約例(以下「契約例」)について見ていきたいと思います。

今回は第2章「出資」について。
法的な観点というよりは、ビジネスの視点からのお話となります。

また本稿は、この週刊isologue第373号「VCの作りかた(組合契約編その4)」(2016年5月30日)、同第374号「VCの作りかた(組合契約編その5)」(201

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週刊isologue(第471号)VCの作り方(新VCファンド契約書その1)

今回から、新しく経済産業省及び日本ベンチャーキャピタル協会から公表された、新しいVCファンドの組合契約書のひな形についてみていきたいと思います。
もちろん法的な観点というよりは、ビジネスの視点からみたお話となります。

本稿は、法的助言を行うことを目的とするものではなく、財務(ファイナンス)的な観点などから、取り上げたテーマの性質を考えるためのものです。文書を実際に解釈したり運用するにあたっては、

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週刊isologue(第470号)上場前後の資本政策(2018年第1四半期)

今週は、第1四半期に上場した企業の資本政策を見てみます。
今年の第1四半期に上場したのは、以下の企業でした。

今回は、同族会社型の資本政策の会社が多く、VCが出資している(VC-backedな)会社は少なかったです。
ご興味がありましたら、下記のリンクからご覧いただければ幸いです。

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週刊isologue(第469号)ベンチャーファンドの規制と法令(その8)

今週は、金商法の改正等で新しく導入されたベンチャーファンドの書面交付義務や公衆縦覧等について見てまいります。

本稿は、法的助言を行うことを目的とするものではなく、財務(ファイナンス)的な観点などから、取り上げたテーマの性質を考えるためのものです。文書を実際に解釈したり運用するにあたっては、弁護士等の専門家の意見を参考にしてください。

目次とキーワード:

契約締結前交付書面
契約締結時交付書面

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