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フェムトマガジン

日本や世界のスタートアップについて、ファイナンスの観点から考えるマガジンです。2020年9月までの名称は「週刊isologue」。
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2016年8月の記事一覧

週刊isologue(第386号)VCの作りかた(組合契約編その12)

今回は、ファンドにキャピタルゲインが出た場合にGPが受け取る「キャリー」の規定について、経済産業省の組合契約書のひな形をどう改造するかについて考えます。

目次とキーワード

なぜキャリーを「報酬」ではなく「分配」として定義する必要があるか
GPは、個人(LLP)と法人、どっちが得か?
会計から見た各組合員への帰属割合
組合財産の分配
GPに対する「報酬」の定義
清算時の規定の注意事項

ご興味が

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週刊isologue(第385号)2016年上半期+αの総集編

今回は、今年上半期の記事を一覧する「総集編」です。

今年上半期のテーマは、

監査等委員会設置会社のIPO
ストックオプション付与の適正量をデータ等から考えるシリーズ
Series B以降の増資の条件交渉シリーズ(経営陣や投資家のインセンティブ等)
日本に「ユニコーン」が現れない理由(わけ)(ベンチャーを取り巻く環境の課題の整理)
VCのビジネスモデル
VCの組合契約書シリーズ
日本版リスト

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週刊isologue(第384号)上場前後の資本政策(2016年上半期:後編)

今回も、2016年上半期にIPOしたベンチャーを中心とする会社の資本政策についてです。

今年の上半期+αに上場したのは以下の企業です。
今回は「セラク」から「リファインバース」までの5社です。
特に「LINE」と「リファインバース」の種類株式についてを掘り下げてみます。

目次とキーワード

LINEの沿革の概要
LINEも種類株式を発行していた(目的は「dual class」か?)
種類株式設

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週刊isologue(第383号)上場前後の資本政策(2016年上半期:中編2)

今回も、2016年上半期にIPOしたベンチャーを中心とする会社の資本政策についてです。

(今回で最後にしようかと思っていましたが、意外に「やまみ」「LINE」「リファインバース」など興味深い種類株式を使っている会社が多く、分析が大量になったので、7月1日以降分を来週に分けることにしました。7月1日以降分が「上半期」なのかどうかはさておき。)

今年の上半期+αに上場したのは以下の企業です。

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週刊isologue(第382号)上場前後の資本政策(2016年上半期:中編)

今回も、2016年上半期+αにIPOしたベンチャーを中心とする会社の資本政策についてです。

今年の上半期に上場したのは以下の企業です。

今回は「アグレ都市デザイン」以降「農業総合研究所」まで、お届けします。

ご興味がありましたら、下記のリンクからご覧いただければ幸いです。

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